手外科とは、手から肘の範囲が専門の整形外科の事

手外科とは、手に関する手術をする整形外科領域の名称です。日本には、日本手外科学会という、1957年創設(s.32年)の学会が存在します。手外科分野の主な疾患は、手根管症候群、ド・ケルバン病、バネ指、へバーデン結節、マレット指、舟状骨骨折、強剛母指、母指の各関節における関節炎など狭義での手の疾患や、TFCC(三角繊維軟骨複合体)損傷などの所謂手首の関節の炎症、肘部管症候群や野球肘、テニス肘、肘内障などの肘関節の疾患になります。一般に、こういった肘から先の疾患については保存療法になる事が多いです。

恐らく、余程の重症でなければ地域の整形外科にかかってレントゲンを撮っても、固定と安静、それから湿布など消炎鎮痛剤の入った貼り薬による治療になる事が多いでしょう。というのも、特に手指に関する手術というのは、整形外科分野でもかなりの難易度を誇ります。一般に手と呼ばれる手掌付近は、一見すると単純そうに思え、普段使っている私たちにはとても難しい器官には思えませんが、骨と腱、筋肉がとても複雑に張り巡らされています。特に掌の真ん中から第二関節までの区間における腱鞘炎は難しいとされ、サムワンズランド(someone’sland)やノーワンズランド(noone’sland)と呼ばれている場所になります。

というのも、腱という組織自体に血行が乏しく、回復が遅いという特性がある上、その下を滑らかに書く組織が通れるようにならなければ、元どおりに指の屈伸が出来るようにはならないからです。このような難しい手や肘の疾患の場合、専門医である手外科を標榜する医師に手術を頼むべきです。

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