注文住宅で考えておきたい高齢者対策

注文住宅は人生で最も調子の乗っている時に建てるのが一般的です。働き盛りで結婚もし、お子様も順調に育っている時が住宅を建てる好機でもあります。順風満帆の時期には、その時を楽しく過ごすことのみを考えて、将来歳をとったり、年老いた親を引き取ったりすることはあまり考えないのが通常です。しかし、住宅は一生使い続けるだけでなく、子供にも引き継ぎたい大事な資産です。

将来歳をとったときの対策を、注文住宅の建設時点で考えることはとても大切なことです。住宅はバリアフリーといわれる床が平らな住宅が望まれますが、地盤面と住宅の床は耐久性の面から一定の距離を保つ必要があります。どうしても生じてしまう玄関から1階床までの段差は敷板等により解消し、手すりを設ける方法で症例に備える方法が現実的です。高齢者が暮らすためには、1階にはなれがあるとなにかと便利です。

はなれといっても別棟にする必要はなく、廊下等でプライバシーが保たれてれば問題はありません。注文住宅では1階に多目的に使えるはなれを設けておきたいものです。建築時点では必要はなくても、手すりh必ず必要となってきます。階段への設置はもちろんのこと、トイレにも手すりは必要です。

洋便器へ座る場合と立ち上がる場合、男子が立って用をたす場合につかまる手すりが必要となります。浴室の手すりは高齢者が一人で入浴するとき必要となります。手すりの設置により、介護を始める時期をずらすことができます。注文住宅では将来の高齢化への備えを考えることも大切なことです。

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